崎陽軒
ランチで崎陽軒のイートインに来てみた。
昼飲みセット3千円?とかのメニューで普通のランチがない、高い!
けどそこそこお客さんは入ってるようだ。
五目チャーハンとシュウマイを頼む。
洋館的な建物で贅沢である。
窓越しに中庭が見えて、植物と噴水があって、高い天井のスピーカーから静かにピアノ曲が流れてて、心地良い…
静かさを味わう環境って久しく経験してないな。
食事を待つ間、テーブルに座ってお茶を飲む。
微かな物音だけが聞こえる空間で、窓越しの晴れた空を見ていると、建て替える前の神戸の家を思い出した。
じいちゃんばあちゃん、よくお茶飲んでたな…
急須にお湯を入れる時の電気ポットの作動音を思い出す。
あの時の2人の日常はどんなだったんだろう。
おれが見てた中だと、ゆっくりお茶とお菓子をつまんで、昼寝して、といった感じだった。
めっちゃ会話するとかではなく、ただ静か、たまに話す。
自分がその年になる頃は、同じような余生を過ごせるだろうか。
そもそも自分の家族を持ってるのだろうか。
気の強い奥さんだったり、途中で関係が冷えた相手とだったら、あんな風に落ち着いた日々を送れないだろうな。
俺らの世代だとQOLの低いまま寿命が伸びてたり、もしくは干からびる直前まで現役で働いて、引退すると早めに施設入りしてたりするかも?
そう思うと、自分には随分手の届きにくい生活に感じる。尊くてあこがれる。
そんなことを考えるランチだった。